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2026/02/22 08:26

「健康のために牛乳ではなく豆乳を選んでいる」
「タンパク質はできるだけ豆から摂っている」
そんな方も多いのではないでしょうか。
豆はたしかに、たんぱく質や食物繊維を含む優れた食材です。
ただ、東洋医学や歴史の視点から見ると、
少しだけ気をつけたいポイントもあります。
植物は本来、自分の身を守るための成分を持っています。
豆に含まれるフィチン酸などは、
ミネラルの吸収を妨げる働きがあることが知られています。
また、大豆に含まれるイソフラボンは、
体内で女性ホルモンに似た働きをします。
適量であれば問題ありませんが、
毎日大量に摂ることが“自然”とは限りません。
では、昔の日本人はどうしていたのでしょうか。
味噌、納豆、醤油。
私たちは、豆を「発酵」させて食べてきました。
発酵の過程で、
消化しやすくなり、
栄養も吸収されやすい形へと変化します。
先人たちは、豆をそのまま大量に摂るのではなく、
手間をかけて、体になじむ形にしていたのです。
最近人気の豆乳は、
未発酵の状態で絞った飲みもの。
ときどき楽しむのは素敵ですが、
「健康のために毎日欠かさず」という習慣は、
一度立ち止まってみてもよいかもしれません。
薬膳の考え方では、
どんなに良い食材でも“偏れば負担”になります。
発酵食品をベースにする。
特定の食品に依存しすぎない。
そして、食べたあとの体の感覚を観察する。
情報の正解を探すよりも、
今日の自分の体に合っているかどうか。
豆は「悪い」のではなく、
付き合い方が大切な食材。
昔ながらの知恵に少し耳を傾けながら、
無理のない健康習慣を選んでいきたいですね。

