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2026/02/16 04:54

「糖質制限がいい」
「やっぱり和食が最強」
「菜食が体にやさしい」
世の中には、たくさんの“正しい食事法”がありますよね。
でも東洋医学や薬膳の視点では、
すべての人に共通する正解の食事はないと考えます。
大切なのは、
自分の体質、今の体調、そして季節に合わせて選ぶこと。
いわば“オーダーメイドの食事”です。
薬膳の土台にあるのは「医食同源」という考え方。
心と体、エネルギーと栄養は切り離せないという視点です。
さらに薬膳では、
万物を「木・火・土・金・水」の五行で捉えます。
たとえば、
動物性食品は体を温めやすい“陽”の性質、
植物性食品は体を落ち着かせる“陰”の性質。
どちらが良い悪いではなく、
今の自分がどちらに傾いているかを見て、
足りないほうを補うのが基本です。
味にも、ちゃんと意味があります。
酸は肝、苦は心、甘は脾、辛は肺、鹹は腎。
東洋医学では、五味それぞれが臓とつながっていると考えます。
甘いもの(自然な甘さ)を欲するときは、
消化器が少し弱っていたり、
気持ちがちょっと疲れているサインかもしれません。
また、お菓子やスイーツをつい食べてしまうとき。
それは、どこかで「甘えたい」
そんな気持ちの表れかもしれません。
そして季節も大切なヒント。
春は肝、夏は心、秋は肺、冬は腎。
旬の食材は、その季節の臓器を自然と助けてくれます。
健康情報の「正解」を探し続けるより、
今日の体はどう感じているかを見つめること。
薬膳は、難しい理論というより
自分の体と対話するための道具なのだと思います。
まずは、
「今日はどんな味がほしい?」
そんな問いから始めてみませんか。

